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仕事で上司と一緒に商談をする度に、このお客さんは、この上司は、普段から社会とか業界とかいろんな情報に興味を持って収集してインプット、アウトプットしているのだなと思う。
これができるのは興味のあるなしなのか、好き嫌いなのか、義務感なのか、わからないけど、できるとできないの差はとにかく大きい。
何を言いたいかと言うと、自分にはそういった仕事に対する興味がない上に、自己研鑽をも怠り、暇さえあればゲームをしているかゲーム実況を見ているかなのである。
私には政治がわからぬが、ゲーム・アニメへの敏感さは人一倍であった。
この敏感というのは、考えればやはり興味が先行するような気がする。
ゲームは人を楽しませるためのエンタメであり、実在しないものをあたかも自分のようにコントロールしたりする部分に面白みを感じる。
マスターソードに選ばれた勇者になれるし、インクで縄張り合戦もできる。
フィクションを体験できるということ自体が面白い。アニメや漫画もまたしかり。
次どのようなゲームが出るのだろう、面白そうなゲームは出ていないか、気になっているゲームを誰か実況していないか、そういうことに目が向くのは自然なことだと思う。
エンタメの真逆にあるものは、スポーツ競技なのではなかろうか。自分の体を動かし、肌全部でその場その場を感じながら、決められたルールの中で得点、美しさ、記録などを競い合うのがスポーツ。現実逃避的なゲームなんかと比べて、リアリティという意味では最強だ。
もちろん私はスポーツに興味がなく、この人達はいったい何をやっているんだろうと、遠巻きに眺めることしかできない。そして極度の運動音痴でもあり、走るなどのシンプルな運動ほど不可思議な動きになってしまう傾向にある。
自分自身で体感をする、何かを作り出すという意味では仕事もスポーツと同じようなものだ。自分の能力が全てで、努力によって伸びしろが決まってくる。
その努力のきっかけになるのはやはり、冒頭に戻るが、興味になるのではなかろうか。モチベーションを高めるにも、その根本には興味があると思う。
お金を稼ぎたい人はお金が欲しいから働くし、よりよい暮らしのために出世したいと考えるだろう。よりよい暮らしを体験することへの興味だ。マイホーム、マイカー、最新家電。
興味がモチベーションになり、モチベーションが情報につながる…良い循環だと思います。
興味と、モチベーションと、やりがいと、意味は違えどみんな似たようなニュアンスの言葉なのだと思った。
興味が持てないことに無理をするのではなくて、興味が持てないものの中でも面白みを見つけるというのが自然なのかもしれない。強制的にやってくることに対して興味が湧かなかったとしても、その中のわずかでも、自分の琴線に触れるものがあればぐっと、そのコンテンツが近くなるのかも。
例えばスポーツで言えば、競技そのものに面白みを見出せなくても、選手の人となりを知ったり、顔がいいとか、そういうライトな部分からでも興味を持つことができると思う。
そうやって、自分の興味やアンテナを少しずつ広げていく作業を、していきたいと思った。
このブログは、そのようなアンテナが広がった瞬間を書き留める備忘録としても使用していく予定である。