跡部・越知 デュエット決定に寄せて
この決定、本当にありがとうございます。
最近許斐先生の一挙手一投足について、ありがとうございますという言葉がこみ上げてくる。
許斐先生はマンガ・テニスの王子様/新テニスの王子様の作者であり、ハッピーメディアクリエイター。
世間的には聞きなれない職業かとは思うが、その名の通り、マンガに限らず、テニスの王子様にまつわる全てのコンテンツをプロデュースする、限りなく神に近い存在。
その神の元には、1999年からずっとファンが集まってきている。
連載当時学生だった筆者も現在では30代をすぎ、それでも尚新しいコンテンツが増え続けていることについてすさまじさを感じる。
主人公・越前リョーマの所属する青春学園中等部テニス部が、日本全国大会で優勝するまでのストーリーである”テニスの王子様”と、強豪中学生と高校生から日本代表を選出し世界大会制覇を目指す”新テニスの王子様”が存在する。
跡部景吾という男は、”テニスの王子様”最強メンバーの1人であり、跡部王国の建国者。
眉目秀麗、成績優秀、お金持ち、スポーツ万能、しかし努力も怠らず持久戦が得意というハイスペおぼっちゃまというわけ。
越知月光は”新テニスの王子様”から登場した高校生選手の1人で、高校生代表のTOP10に入る実力者。身長226㎝、超速サーブ、寡黙、普段は見えない目元と強靭な精神力、相まって相手にとてつもないプレッシャーを掛けることで自滅に誘うという恐ろしいプレイスタイル。
この2名の共通点は、氷帝学園中等部テニス部部長を務めていた、という部分。
跡部が中等部1年生に上がる際、越知は高校1年に進級したため、直接対峙をしたことはない2人。
越知の活躍で氷帝学園が全国へ名を広め、後に部員200名を抱えるスーパーテニス部に成長した訳です。
”新テニスの王子様”では、跡部・仁王ペア対越知・毛利ペアとの試合描写があり、跡部は越知を”青メッシュ先輩”と呼ぶ。失礼な後輩。
その2人がデュエット・・・・・・??(長すぎる前置き)
ありがとうございます!!!
と言わざるを得ない。
なぜか。筆者の考察を含みます。
互いに氷帝部長を経験しており違ったこだわりがあったに違いなく、そのこだわりは恐らく真逆だろうと。その2人が一緒に”何かを成す”ことが楽しみでならない。
跡部グループの影響を受けている氷帝学園で、生徒会長として、そしてテニス部部長として言葉通り学園と生徒を支配してきた跡部。部員とメス猫共をまとめ上げてきたカリスマ性は伊達ではない。
逆に越知は静かに”分からせる”タイプだと思うので、黙っていても回りが勝手に動く。たまに発する言葉の説得力が違う。
多分部長就任も立候補ではなく実力順の推薦。
跡部はリーダーシップで部員を統率する一方で、越知は民意を尊重するタイプだったのだと思います。
つまり互いにないものを持ち合わせていると。(跡部のことなのでもしかしたら周囲の意見や考えをある程度聞いて受け入れることもできるかも?)
テニプリのキャラクターソングでさまざまなデュエットが存在している中で、共通点がありながらもここまで極端に”違う”デュエットは珍しいと思います。
跡部のリーダーシップと越知の元部長としての矜持。お互いにそれを尊重できるか、、それで曲の雰囲気も大きく変わりそう。
2人が一緒になるとどのような化学反応になるのか?これが非常に楽しみで仕方がないのです。
この曲は、音楽ゲーム”新テニスの王子様Rising Beat”で12/6から実装ということで、筆者も久しぶりにテニラビを開きたいと思います。
冒頭でも述べたように、20年を超えるどデカコンテンツでありながらも、また新しいわくわくを提供してくれる”テニスの王子様”シリーズ。
その作者であるとことろの許斐先生には尊敬と感謝しかありません。
何かを生み続けて停滞しないようにするのは本当に大変なことですよね。
これまでもこれからも、どこまでも推します、許斐先生。
そして越知月光、スペイン戦頑張ってくれ。